3/9(土) 十六様の歌舞伎公演 直前リポート 第1弾
西武秩父駅から車で約20分弱のところにある、日本武(やまとたける)神社。
その例大祭が毎年3月第2土曜日に行われます。
神社の由来は、その名のとおり、
『日本武尊(やまとたけるのみこと)が東夷平定後、御凱旋の砌、当地を御通過』
とあるように、神社の境内には、日本武尊が腰掛けたという大きな石もあり、いにしえから続く人々の信仰の場の雰囲気が漂っています。
そんな由緒ある神社のそばには、
小鹿野歌舞伎の祖と言われている坂東彦五郎の弟子、2代目、3代目 音羽屋 坂東彦五郎の生家があり、 その子孫の方は、今もなお、代々小鹿野歌舞伎を支えていらっしゃいます。
今回のブログでは、小鹿野歌舞伎十六部会のお稽古場潜入リポート第1弾です。
まず稽古場に入らせていただいてびっくりしたのは、その稽古場の建物と立派な木材でした!
(歌舞伎のことよりも、建物のことに目が行くなんて、、、リポーターとしてごめんなさいです💦)
稽古場には、舞台が常設されていて、その舞台も、なんと釘を一本も使われずに、
はめ込み式で作られています!
舞台セットの障子やら後ろの絵もそこここにあり、なんだか、すぐにここで公演できそうな雰囲気!
聞くところによると、この稽古場は、平成9年頃、神社の大改修の際に、地元の方々を中心に集まられた寄付金によって、新たに建てられたのだそうです。
これって、すごくないですかっ!??
山里のぽつりぽつりある集落の方たちが、地元の神社で奉納される歌舞伎の稽古のために、
こんなに素晴らしい稽古場を作ってしまうのですから!
地元の方が、いかに日本武神社を心から崇敬し、
そして、そこで行われる地芝居を、どれだけ尊く思っていらっしゃるか・・・。
その熱い気持ちを想像するだけで、小鹿野歌舞伎の底力を感じずにはいられません。
・・・そんな稽古場の第一印象でした。
この記事を書いていたらなんだかお腹がいっぱいになりましたので、
今日はこの辺で終わりにしようと思います。
ーつづきは第2弾にて