地芝居歌舞伎のおもしろさを新発見！日本人が忘れてしまった”あったかい”が小鹿野歌舞伎にある

Kabuki Costume

目が醒めるような華やかな衣装

まるで目が醒めるような鮮やかな衣装

現在の洋服ではお目にかかることができない色彩豊かな歌舞伎の衣装。
その歌舞伎の衣装の中でも小鹿野歌舞伎の衣装はとにかく派手で豪華絢爛。
衣装を見ているだけでも楽しく、歴史、身分や暮らしなど様々なことを読み取れます。
歌舞伎の楽しみ方の新しい観点の扉が開きます。

小鹿野歌舞伎＿衣装

世界にも誇れるデザインとして、独自の発展を遂げた歌舞伎の衣装。

それは、庶民の夢を託すものとして驚くほど豪華なものも作られました。

小鹿野歌舞伎で使われる衣装にも、江戸時代から伝わるものがあり、当時南蛮渡来の高級布地で作られています。

さらに上から金襴の刺繍や様々な加工が施されている立派なものです。

今回は、小鹿野歌舞伎コレクションである衣装の一部を紹介いたします。

儒子の着物が多くあり、当時の中国の布地は素晴らしく、それらを輸入して作られたものです。

昔の衣装は薄明かりのロウソクの明かりでも映えるように柄が大きく、ハッキリしています。

また、刺繍は古いものほど細かい糸を使って、細かく丁寧に仕上げてあります。

きっと当時の女性たちは、薄明かりの舞台に浮かび上がる華やかな衣装と歌舞伎役者を見て、胸がキュンキュンしたことでしょう。