Embarrassing Story

あらら^^、恥ずかし話

一緒になって楽しむから面白い!

プロではないからこそ、、、歌舞伎をやる側も観る側も一緒になって楽しんじゃうのが小鹿野歌舞伎。
だからこそ時にはハズしてしまうことも・・・(汗)
このコラムでは、そんなクスッと笑ってしまうこぼれ話を。(( ´∀` )

小鹿野歌舞伎_こぼれ話
歌舞伎こぼれ話

「ケツを伸ばせ」

お師匠さんに、「ケツを伸ばせ」と言われた役者がいました。
お師匠さんの言うとおり、一生懸命お尻を伸ばして姿勢をよくしていると・・、
なんと、その真意は、セリフのケツを伸ばす(セリフの最後を伸ばして言う)ということだったとさ、、、。

「過激な役者」

セリフを忘れてつっかえてしまい、観客から「どうした、どうした!」と冷やかされました役者がいました。
「うるせえ!今言うから黙ってろ」と怒鳴って応戦していううちに、ふとセリフを思い出して、
その後何事もなかったかのように舞台は進みましたとさ、、、。

「超すなおな役者」

舞台の本番中のことです。
ある役者の立っている位置が悪かったので、師匠が「もっとこっちへ寄れ」とその役者にそっと呟きました。
するとその役者は自分の言うべきセリフを教えてもらったのだと思い込み、
「モットコッチヘ ヨレ~」と言ってしまいましたとさ、、、。

「頼りない役者」

セリフを忘れて立ち往生してしまった役者がいました。
すると見ていた見物人が、役者になんとセリフを教えてくれて、、、
助かったのなんの^_^”!

歌舞伎こぼれ話

「神様と契りを交わした!?役者」

ある役者さんは、子供時代にジフテリアにかかってしまいました。
すると歌舞伎好きのご両親は毎年地芝居の行われる近所の神社へお参りに行き、
「もし直してくださったら、息子に芝居をさせます!」とお願いをしたそうです。
後日、御利益もあり無事回復した息子は、それ以来、稽古がある時は学校を早引きしてまで練習に励み、
名子役として活躍、
そしてその生涯をずっと小鹿野歌舞伎にささげることになりましたとさ、、、。

「元祖 江戸弁」

小鹿野地方では、歌舞伎のことを「しばや」と言います。
これは、実はもともとは江戸っ子の言葉で、江戸時代にそれが小鹿野町に流れてきたものでした。
東京では忘れてしまった言葉が、
ここ小鹿野町には今も生き続けているのですね、、、。