南会津で結集!小鹿野歌舞伎の精鋭たち 2019.08.03公演の見どころ&稽古風景 福島県南会津町の国指定民俗文化財である「大桃の舞台」 南会津地方は江戸時代から農民歌舞伎が盛んで、そこで建設されたのが駒獄神社の境内にある「大桃の舞台」でした。 共有:Tweet 現存している今の舞台は、明治28年に再建されたそうですが、町ではこの舞台を村おこしに活用しようと、「大桃夢舞台」を2007年から毎年開催しています。 共有:Tweet 「大桃の舞台」の写真は、福島放送番組紹介より引用させていただきました。(http://www.kfb.co.jp/tv/mirai/2017/12/25/012178.html) 共有:Tweet そして、今年の「大桃夢舞台」 ー8月4日(日)に行われる夢舞台では、「田島祇園祭屋台歌舞伎」と共に、「小鹿野歌舞伎」が、芝居を披露することになりました。 演目は、小鹿野歌舞伎十八番でもある「一谷嫩軍記 熊谷陣屋の場」 ここで小鹿野歌舞伎十八番でもある「熊谷陣屋」の、今回のメインキャストを紹介します! 共有:Tweet 熊谷次郎直実=小鹿野歌舞伎保存会、津谷木部会の小澤さん 主君の命令とは言え、我が子の首を打った悲しみと虚しさ故に出家し、お坊様の姿となって花道を行く最後の最後の見せ場まで、 熊谷の役どころを見事に演じられることでしょう。 共有:Tweet 平敦盛の母、藤の方=小鹿野歌舞伎保存会、十六部会の神田さん 我が子の敵討ちのために、熊谷次郎直実の陣屋を訪れ熊谷を討とうとします。熊谷に諭され、悲しみに涙する藤の方でしたが、、、実は、我が子は死んではいなかったという展開。 共有:Tweet 熊谷次郎直実の妻、相模=小鹿野歌舞伎保存会、津谷木部会の関口さん 我が子の初陣を心配して陣屋まで訪ねて来た相模でしたが、 やがて、我が子が敦盛の身代わりとなって死んだことが分かり、 悲しみに暮れる母、相模でした(涙) 共有:Tweet 源義経=小鹿野歌舞伎保存会、飯田部会の新井さん 敦盛の首を確かめにきた源義経。 実は源義経は、熊谷に、敦盛ではなく熊谷自身の子を敦盛の身代わりとして討てと 命じていたのでした。 共有:Tweet 石屋弥陀六=小鹿野歌舞伎保存会、十六部会の栗原さん かつての平家方の家来で、源頼朝、義経兄弟を助けたという義経にとっての恩人。 義経は、その恩を忘れることもなく、石屋弥陀六に鎧櫃を授けますが、その鎧櫃の中に、実は、平敦盛が隠れているという設定。 派手ではなく、地味でもない存在感のある役どころを、小鹿野歌舞伎の大ベテランが勤められます。 共有:Tweet 練習用の首実検の首と桶。なるほどー。(( ´∀` ) 共有:Tweet ちなみに、この時会長の堀口さんは、舞台袖で草履を編んでいらっしゃいました! 藁草履を編めるなんて、さすがです! 共有:Tweet 以上、今回の「大桃夢舞台」に登場される主な役者さんの紹介でした。 *本当は、小鹿野歌舞伎には精鋭の役者さんはもっとたくさんいらっしゃるのですが、ここでは割愛させていただきます。(謝) 共有:Tweet 第12回大桃夢舞台は、8月4日(日)11時から始まり、小鹿野歌舞伎の「一谷嫩軍記 熊谷陣屋の場」はおよそ11時20分前後からの上演です。 なお、もう一方の地芝居団体「田島祇園祭屋台歌舞伎」の演目も、「一谷嫩軍記 組討の場」ということです。 組討の場は、熊谷陣屋のひとつ前の場面というのも面白い組み合わせ。 それぞれの地芝居団体が、それぞれに伝わる芸で、どのように一谷嫩軍記を演じるのかも大変興味深いところです。 共有:Tweet 国指定重要民俗文化財である大桃夢舞台での公演。 小鹿野歌舞伎の「熊谷陣屋」へのご声援も、どうぞよろしくお願いいたします! 共有:Tweet 共有:Tweet 関連 投稿者: 絢子公演の見どころ&稽古風景小鹿野歌舞伎 おがの 熊谷陣屋 大桃の舞台 大桃夢舞台