SPECIAL 特集記事 町内で受け継ぐ屋台芝居!―小鹿野町上町 2019.04.05 来たる4/19(金)小鹿野春祭りの上町屋台において上演される屋台芝居「三人吉三巴白浪」のお稽古に、お邪魔させていただきました。 お師匠さんにきちんとご挨拶。 皆さんは、屋台芝居はご覧になったことはありますか? 次の写真をご覧ください。 このように、屋台芝居は山車(屋台)の両サイドに張り出しの部分を付け足して、屋台の上で演じられる歌舞伎のことです。 小鹿野町の毎年4月第3金、土に行われる小鹿神社の例大祭には、4基の笠鉾と屋台が曳きまわしされます。 そのうちの2基の屋台、上町と春日町屋台では、昔から屋台芝居をやっていました。 昭和20年頃までは、それぞれの屋台を向い合わせに置いて、夜が明けるまで、ほぼ夜通しで交互に芝居をやっていたそうですよ。! 昔の人の芝居熱ってスゴイですね! その後、映画やテレビの時代になり、地歌舞伎は一時衰退の一途を辿り、歌舞伎を演じられるのが「小鹿野歌舞伎保存会」の方々だけになっていきました。 ですが、その後、1988年に子ども歌舞伎の復活。 そして、1992年には、それまでは保存会の方たちによる屋台芝居だったのを、 「上町の屋台歌舞伎は上町の者で!」ということで、 上町若連衆による芝居が見事、復活しました! お祭りでやる芝居のお稽古なので、かなり和気あいあいな雰囲気でお稽古していらっしゃるのかと思いきや、 かなり緊張感のあるお稽古! 森川師匠の目が光ります! 師匠曰く、「芝居の出来映えの責任は、役者が2割、あとの8割は自分がとる。」 いやいやいやーーー、なんとかっこいい一言! 感激しました~! お嬢吉三役 和尚吉三役 お坊吉三役 稽古後は、日頃の練習を労う懇親会が。 ここでもやはり、歌舞伎談義が繰り広げられていた!? この日は、上飯田若連(12月第2週土日に開かれる飯田の鉄砲祭りで芝居をやる方々)の方も見学にいらしてました。 お酒を交えては、小松師匠(右)とも仲良し! 最後に改めてインフォメーションです! ★上町屋台芝居スケジュール 4/19(金) 17:30~上町子ども歌舞伎 「三番叟」・「口上」 18:15~上町若連歌舞伎 「三人吉三巴白浪 大川端之場」 19:20~上町子ども歌舞伎 「菅原伝授手習鑑 吉田社頭車引之場」 上町若連の方への温かい応援、どうぞよろしくお願いいたします。♡ 関連