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歌舞伎で花咲く春祭りー春日町屋台編

4/19(金)夕方、春日町の屋台で行われる屋台芝居。2基の屋台のうち、春日町屋台では、小鹿野歌舞伎保存会の方々による芝居が奉納されます。

演目は、「一谷嫩軍記 陣門・須磨浦組討之場」 そのお稽古の様子を取材させていただきました。

芝居の舞台は、題名の通り、須磨浦。現在の神戸にある源平合戦の戦場として有名なところです。

序盤は「組討」という名目どおり、1対1の戦いの組討がまずは見どころ。

こちらは、源氏方の熊谷次郎直実役の方

対する平家方の平敦盛さん役の方

2人の一騎打ちになりますが、何せ戦場のベテラン(熊谷次郎直実)と、親子ほどにかけ離れている若干16歳程の若武者(平敦盛)とでは、言うまでもなく熊谷が勝ちます。

敦盛役の方は初役なのでしょうか?
先輩の指導が入ります。

こちらは、舞台を俯瞰で観た様子。
実際の屋台での芝居を想定して、舞台を狭くして練習されています。

熊谷が若武者の首を討ったのち、敦盛を追って、深手を負った姫が登場します。

姫の大事な人を失った悲しみの演技が芝居を盛り上げます。

そして熊谷は、姫の最期も見届けることになります。

小鹿野歌舞伎保存会の会長、直々による鼓打ち。

このお芝居では、鼓の音は、笛の音と共に、この芝居のはじめから終わりまで、ずっと鳴り止むことがありません。

この鼓の音を聞いて思ったことは、
敦盛の「死」、そして姫の「死」を通して、人間の死が非常に高貴なもので、美しいものであると言いたいのではないかと感じてしまいました。

小鹿野歌舞伎保存会 「一谷嫩軍記 陣門・須磨浦組討之場」

4/19(金) 18:15~春日町屋台

4/20(土) 13:00~小鹿野町観光交流館

の2回公演です!

しっとりとした情緒ある芝居と絢爛豪華な屋台のコラボレーションは、小鹿野歌舞伎ならではのものではないでしょうか?

春の風と共に、ぜひ、生で味わってください!