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11/3 上三原田の歌舞伎舞台創建200年祭を振り返る

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去る11月3日、群馬県渋川市にある上三原田の歌舞伎舞台にて「上三原田歌舞伎舞台創建200年祭」が行われました。

上三原田の歌舞伎舞台は、国指定重要有形民俗文化財にしていされていて、
・三方の板壁を外側に倒して、舞台面を2倍以上の広さにするガンドウ機構、
・舞台の奥に遠見と呼ぶ背景をつけ、奥行きを深く見せる遠見機構、
・平舞台いっぱいの回転部を回転さる柱立廻式廻転機構、
・二重と呼ぶ小舞台を天井・奈落の双方からせり上げ、せりおろすセリヒキ機構
が付いている本格的な歌舞伎舞台です。

写真は、舞台真下にある「奈落」と呼ばれるところ。

舞台そのものが回転する「回り舞台」をするところです。

お寺の境内に建てられた普段の歌舞伎舞台は、普段はこのようになっていますが、
毎年11月に行われる歌舞伎公演では、地元の方の努力と工夫により、客席と屋根が設けられます。

そうして迎えた今年の上三原田の歌舞伎舞台創建200年祭

小鹿野歌舞伎保存会の芝居「熊谷陣屋」は、11月3日の12時~。
すでに超満員の会場の中で、小鹿野歌舞伎の皆さんは熱演を披露し、観客を唸らせ魅了しました。

日本全国、或いは世界中で受け継がれてきた文化伝統を守り、継承していく方々の弛みない努力には、尊敬の念を抱かずにはいられません。

今度、小鹿野歌舞伎が観られるのは、11月16日、17日の第49回小鹿野町郷土芸能祭。

小鹿野町の歌舞伎・伝統芸能の祭典にも、どうぞ大勢の方がお越しくださいますように。

 

*掲載の写真は、WEB GUNMA 及び、小鹿野歌舞伎ファンの方からお寄せいただいたものを引用させていただきました。ご協力ありがとうございました。

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